呪術廻戦(アニメ版)

 24話まで視聴。

 クオリティは最後まで高かったですね。読者の求めるものをばっちりお出しした、昨今のレベルの高い漫画原作のアニメ化の水準をまた1段押し上げたのでは。

 

 アニメなのでアニメーションについて触れると、呪術廻戦の格闘シーンは殴っている人物の正面からの(つまり殴られる側の視点)カットや唸るようなブレの作画が目立つ。

 比較的リアル寄りなアニメアクションでは戦い方、格闘スタイルや判断で人物やドラマを演出するのが王道だけれど、呪術では一貫して肉体の躍動が描かれる。技巧、技術的なやり取りよりも、いかに肉体が唸り躍動するのかを描くことに注力している。

 呪術の戦いにおいて力の源は魂だ。その魂と肉体の関係については何度か作中で言及されているけれど、肉体と魂は密接に繋がっているという認識はすべてのキャラクターで一致している。(人物によって解釈の差異はあるが)

 躍動する肉体とは躍動する魂そのものであり、それは技巧よりももっと原始的な、本能的な情念を表現しようとするアクションの描き方に、アニメ版呪術廻戦としての呪いの生じるところを定めようという、核心を垣間見たような気がした。