僕の心のヤバイやつ 4

僕の心のヤバイやつ 4 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

 なんで君たちまだセックスしてないの?

 というわけでイチャイチャを見せつけられた4巻。

 

 思春期の自意識は社会と自分との距離を測っていくためのものだけれど、いってしまえば何歳になろうと社会や他者との距離感に完全な回答などなく、自分への言い訳や自己欺瞞が上手くなっていくだけに過ぎない。(故に我々は青春を扱った物語にいつまでも惹かれる)

 僕ヤバは剥き出しの自意識が暴走して、そんな自分の感情に振り回されるふたりのお話であるのだからまぁ王道といえばそうなのだけれど。

 得てしてこの題材は共感性羞恥を呼び起こしたり、伝統的には危険な外部へと向かったりするものなのだけれど、ずっと安全な範囲でやっているのが時代性だよなぁと思うところ。先輩が一番外部的な要素だけれど、それも結構マイルド。

 きっと彼らは将来、過去の自分が恥ずかしくて耐えられないと思うこともないんだろうな、なんて。

 

 今の子はこれくらい安全な生活をしているのだろうか、という疑問はそっとしておく。