冲方丁のライトノベルの書き方講座/冲方丁

新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座 (このライトノベルがすごい!文庫)

 

 

 あんまり読んだことのなかった書き方本。

 氏の作品だとマルドゥック・スクランブルを読んだことがあり、脚本だと蒼穹のファフナーを視ている程度。

 まえがきで「マルドゥック・スクランブル」執筆時の必死さについては他所でもいろいろ語られているけれど(ホテルで缶詰してゲロ吐きながら書いたのかポーカーのシーンとか)まぁ苦労と回り道の果てに書かれている。

 本書で参考に使われている作品(マルドゥック・スクランブルカオスレギオン蒼穹のファフナー)を読んだことがない、視たことがないだと正直あまりよくわからないんじゃないかという気もするのでそこは注意点。

 

 完成した作品があって作者のプロセスや最初期のアイディアがあることで、物語の作り方を追体験できるというのがこの本の一番良いところ、かな。

 右も左もわからず試行錯誤していた頃のものが載っているので、(といっても普通の人に比べれば十分天才なのだが)抽象的なプロセスに取り組む道標にはなるかもしれない。