Stataによる計量政治学

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 先にいっておくと、ソフトウェアの使い方が内容の中心なのでオススメはしない。

 

メモ

政治学が「科学的」であるためには、誰が分析しても同じ分析結果が再現される必要があり、計量分析はその可能性を高めてくれる。」

・数理政治学は政治現象を結果として捉え、その現象を引き起こす原因を捉えるのが目的。対して計量政治学は「数理モデルが正しければXが観察されるはずだ」という仮説を引き出し、データを使ってその予測を検証する。数理政治学と計量政治学は相互補完の関係にある。

政治学が科学であるためには、決められたルールの下で、誰がどこで分析しても、得られる結論は同じでなければならない。」

・研究テーマとなる問い、リサーチクエスチョンはその問いのタイプによって、「実証的問題」「規範的問題」「分析的問題」の3つに分類することができる。

実証的問題:経済の発展は民主化を促進するか?→民主化指標によって経済発展と民主化の関係を分析できるため実証的問題である。

規範的問題:民主主義は最良の政治形態か?→「最良の」基準に関する価値判断が必要。

分析的問題:分析的問題は観察できる事実を直接取り扱わない。抽象度の高い命題の妥当性を検証する。「コンドルセのバラドクス」や「アローの不可能性定理」など。

・よい研究テーマは「明快さ」「検証可能性」「理論的重要性」「実用性」「独創性」を備える。

・比較政治学での研究で、民主主義は貧しい人々の福祉を増進させると一般的に捉えられているが実はそうではないというものがあるらしい。

・因果法則の3つの条件。1.原因が結果より先に起こる。2.原因と結果が共変する。3.原因以外の重要な要因が変化しない。

・従来日本政治を動かしているのは官僚だという「官僚優位論」が支配的であったが、プリンシパル=エージェント理論を用い、官僚が支配しているとはいえないという研究があり、「官僚優位論」の可否をめぐり様々な研究が生み出された。