とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 15

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(15) (電撃コミックス)

 

  ジェイルブレイカー編2巻目。これまで通り3巻構成としたらちょうど真ん中。

 基本的な部分に関してはもう15巻もやっているので熟練なんだけれど、この巻はなんといっても佐天さん。

 これまでは欲に負けて失敗したりトラブルの火種になったり、アニメでちょうど終えたエピソードでは命を助けられたりした佐天さんが初春を救うために動くエピソードがあって、これまでの積み重ねがあるために非常にいいドラマになっている。

 主人公の4人組なんだけど、美琴、黒子、初春に関しては能力的にも精神的にもあまり成長の余地がないのでその辺のドラマは生じにくい。(目立たないけれど初春も精神的に完成しているし超能力がなくても不足のないトンデモ技能持ちである)

 黒子や美琴の影響もだけれど、フレンダとのエピソードやジェイルブレイカー編序盤に登場した監獄に戻ってくる展開やインディアンポーカーにハマっていたり変な小道具に手を出していたのが活きてくる、経験の積み重ねで成長し乗り越える王道展開。とくにフレンダの影響が大きいのがいい。フレンダもレベル0だしね。

 というわけで浜面を想起させるような「とあるシリーズ」共通のテーマも感じさせる展開をばっちり決めてきたのでこれからも期待。