文人悪食 (新潮文庫)

 

文人悪食 (新潮文庫)

 

文人悪食 (新潮文庫)

文人悪食 (新潮文庫)

 

 

 英国の飯はマズい、という悪評の原因となった夏目漱石をはじめとして文豪文人の食生活をまとめた本。結構ボリュームある。

 

有名な作家は大抵触れているけれど、平均的で中庸な嗜好の持ち主があまりに少ない。あえて目立つ点を読み物にしているという点を勘案しても、ちょっと病的なこだわりのエピソードが多い。

 

食は生きることに極めて近しく、また睡眠などと比べて選択の余地がある。彼らのエゴイズムは生活を破壊し超越して、生にまで漏出してしまった結果なのだろうかなどとぼんやり思う。